松で死ねる。

一瞬で笑える瞬間芸の番組レッドカーペットがすごい人気だ。
しかしそのレッドカーペットのキング、世界のナベアツよりも
速攻で、めきし子さんを笑わせる言葉がある。

言いまつがい。
言い間違いを、言いまつがってしまった
言いまつがい。いや、言い間違い。

糸井重里さんがほぼ日刊イトイ新聞と
タモリのジャポニカロゴスでやっているコーナーのタイトル。

ここで紹介される数々の言い間違いというより、
めきし子さんは、このタイトルの
　　言いまつがい　　という言葉を聞いただけで、
笑ってしまうのだ。
しかも、いつでも。どこでも。
昨夜も、タモリのジャポニカロゴスで、
言いまつがい特集をやっていた。
強者のネタがたくさん出ていたのに、
めきし子さんが一番笑ったのは、フジテレビの
福井アナが言う、言いまつがいという瞬間だった。

言いまつがい…ぜったい、会議中とかに思い出さない
方がいい。誰かにものすごーく、怒られてる
時とかも。そういう危険ワードなのだ。

めきし子さんを、最近、場違いな場所で笑わせた
危険な言葉がもう一つある。
それが、このめきし子という名前。
めきし子さんという名前は、友人が考えて
くれた。
友人は、めきし子という名前をメールで
送ってきた。
めきし子さんは、山手線の電車の中で、
そのメールを受け取った。
１行。なんの説明もなく、ただ
めきし子さん　　とだけ描いてあった。
めきし子さん！？前の名前はえりこという。
で、いきなり、めきし子さんだったのだ。
えりこの周りに、メキシコなものはない。
なぜ？？？？？？えりこさんは、おかしさのあまり、
思わず電車を降りてしまったのだ。そして
ホームで一人、うすくまって必死に笑いをこらえた。
誰かが見たら、きっと具合の悪い人に見えたと思う。

いやあ…ほんとに、笑いは、こわいことである。
ホームでうずくまるなって、二度といやだ。

だから、絶対に、めきし子さんの前では……
言いまつがい　という言葉だけは言わないでほしい。
次は、ほんとに笑い過ぎで死ぬかもしれないから。

万に一つ、言いまつがいを、言い…くらいまで
言ってしまうかもしれない。
ほんとにそういう時がないとは言えないから…その時は、
いい…松が、あってです…みたいな風にがんばって
避けてほしい。
……いや、それでも、死ぬかもしれない…。
この瞬間、もう、松も、めきし子さんにとって、
危険ワードになってしまった。