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[めきし子 ] さんのブログ しっぽ…。犬を観察してみてほしい。本人の一部なのに、本人(本犬)が望んでいないことをしているように見える。このブログも、ちょっとそんな期待がある。しっぽの先で、本人が望んでないことまで書いてしまう…かも。(c) MexiCo[めきし子]
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アメブロというブログを運営している
サイバーエージェントの
代表取締役社長CEO

藤田晋さんが書いた
「藤田晋の仕事学」

読む。



19dce8e2.jpg
渋谷のブックファーストで購入。
1400円/日経BP


「プレゼンでは相手に話をさせよう」

「目的がぶれなければ、交渉は負けない」

「孤独と批判に強くなくてはいけない」

こういう…仕事していて感じることが
77項目も出てくる。

うまくいかない原因をほんとによく見抜いてる。

うまいなあ。


おっと、本の中に、
「交渉で“褒め殺し”は怪しまれるだけ」
っていう項目もあったの思いだした(笑)


間違いなくおもうのは、
アメブロでブログをやっていなければ、
この本は読んでなかった。
ブログやる以前と、やってる今は、
ブログに対して考え方が、まったく
違うから。



ブログを始めたきっかけは、
偶然みつけた友人の
ブログに感銘をうけたことが始まり。

友人は会社人なのに、本音っぽいことを
見せながら上手に心境を綴っていた。所々に
入ってくるぼやきみたいなものが、
その人の人柄を感じさせ、
ブログの味になっていた。

ブログが新しいコミュニケーションとして
機能していた。

色々な意味で、うまいなあと
思った。


その辺が面白くて、
手当たりしだいに、色々な
ブログを読んでいたら、
渋谷で働く社長のブログというのが
あった。

アメブロの社長 のブログだ。

社長なのにブログがうまいぞ!この人は!!

ブログって、ほんとはけっこうむずかしいのです。
と、思う。

だからよけいに、書いている人たちの
思いを感じてしまうのかもしれない。


ブログの力は大きい。

PR
戦争です!


そこは砂漠。

砂漠の中になにかがあります。

それは二つの穴。

と、始まる、
松尾スズキ
訳した戦争の絵本、
「ボクの穴、彼の穴」。
http://matsuo-chan.at.webry.info/200812/article_3.html

著者:デヴィッド・カリ,セルジュ・ブロック
販売元:千倉書房

今の日本に住んでいて戦争のことを
考えるのは、むずかしい。


しかし先日紹介した、
息子がアメリカの大学の
講師から渡された旧日本兵の黒皮の財布によって、
私の家ではにわかに戦争がリアルな問題になってきた。
http://ameblo.jp/south-mexico/entry-10175303839.html

私の家にある財布は、こう言うに違いない。
ボクの主人と彼は、穴の中で不幸な出会いを
してしまった。ボクの主人は彼と出会ったために
死んでしまった。もし彼に出会ってなかったら。
もし戦争がなかったら…。


戦争について、松尾スズキは、何もコメントしていない。
でも、これは、松尾スズキが訳した本。

どう読んだらいいのか…。悩んだ。

ためしに声に出して読んでみた。
大きな声で。

せっかくだから、一人芝居を演じるみたいに。
砂漠の中の穴の中にいる自分を想像して。

そうしたら、言葉だけなのに、
砂漠が、孤独が、恐怖が広がっていく気がした。


さらに…。


サイン会に言って松尾さんに
直接聞いてみるのも、いいかもしれない。
http://www.libro.jp/web/topics/


戦争を勉強しようと思う。戦争をしないように。



松尾スズキサイン会
リブロ渋谷店 12月21日(日) 
午後2時~3時
http://www.libro.jp/web/topics/
『ボクの穴、彼の穴。』(千倉書房)刊行記念

リブロ渋谷店にて、
『ボクの穴、彼の穴。』(千倉書房)をお買上げの
先着150名様に整理券をお渡しいたします。
ご希望の方は、カウンターにてお申しつけください。
お電話でのお申し込みも承ります。


お問い合わせ:TEL.03-3477-8736
(リブロ渋谷店のHPから)






aab2f059.jpg
夜のミッキーマウス 谷川俊太郎 新潮文庫 340円
http://www.shinchosha.co.jp/book/126622/

私は大人だけど、毎日実は、こわい。
こわいけれど、こわくないという顔をしなくては
ならない。だから、そういうことが
たまには、ほんとうに、たいへんで
ベットにもぐって、じっとしていたいと
思うことがある。

不安で、身動きできなくなった時、
アトムの作詞家、谷川俊太郎の
「夜のミッキーマウス」を読んでいると不思議と
心が落ち着く。

126622.jpg

これは、文庫版。最初に出版されたのが、
5年前くらいだったと思う。

その時詩人は、すでに70代。

夜のミッキーマウスは
昼間より難解だ
むしろおずおずとトーストをかじり
地下の水路を散策する

けれどいつの日か
彼もこの世の見せる
陽気な微笑みから逃れて
真実の鼠に戻るだろう


……これは、巻頭の「夜のミッキー・マウス」
という詩の始まり。

さらに、
「朝のドナルド・ダック」
「詩に吠えかかるプルートー」
「百三歳になったアトム」という詩が続く。

ミッキーと「百三歳になったアトム」」に、
すこし詩人本人がかさなる。
70代の詩人がいまだに夜の道を、さまよってる。

そして、それを知って、私は少し安心する。


大人の友だちに何をプレゼントして
いいか、よく迷う。
よいと思って買ったはずなのに、わたす前に、
自信がなくなって、結局、わたさないまま、
終わることがたまにある。

考えすぎなんだと思う。いや、欲が深いのかもしれない。
せっかくなら、喜んでもらえるものを
あげたいと願うあまり、喜ばれないかもしれないもの
を、あげるよりは、あげない方がいいかもしれないと、
やめてしまう。

この詩集も、わざわざ買っておいて、
渡さなかったもの。

それは、最後の「五行」という詩の
せいかもしれない。

その人の悲しみをどこまで知ることが出来るのだろう
目をそらしても耳をふさいでもその人の悲しみから逃れられないが
それが自分の悲しみではないという事実からもまた逃れることが出来ない
心身の洞穴にひそむ決して馴らすことの出来ない野生の生きもの
悲しみは涙以外の言葉を拒んでうずくまり こっちを窺っている


70代の詩人の目は、まだまだ光っていて、
自分や人を見続けている。

私が詩集を贈るなんて、100年早い。
岸恵子さんが翻訳した
『パリのおばあさんの物語』


岸恵子さんが訳をしたパリに
住むおばあさんの本って、
どんなイメージのおばあさんを
想像するだろう。

少しお茶目で、いくつになっても若々しく、
おしゃれで、優雅で、いつも友人がたくさんいて、
毎晩、誰かと食事して…日曜日には、きっと
息子の家族が訪ねてくる。
しかし、たまには、一人で車を
運転して一人旅を楽しんだりもする。そんな女性を
私は想像してしまう。

しかし実際に登場する
パリジャンヌおあばあさんは、

常に一人ぼっち。家の鍵をあけるのも一苦労。

物忘れもふえる。

まあ、老いることは、止められない。
それは、しかがたない。

ここでは、それに孤独だという。
孤独は絶対いやだ。
私は孤独にはならない。

最初、この本を読んだ時、自分の母とは
大分ちがうと思った。
うちの母はこんなに孤独ではない。
でも、それを友だちに話したら、
意外と、みんな、自分の母は違うって言うかもね
と言われた。

そうだ。人に気兼ねしてたりするのは、
孤独を感じてるからだ…。

鍵は開けられるけれど、
北の国でやはり、母も老いや孤独と向き合い、
だんだん弱ってくる身体をだましながら、
生きている。

色々恐いだろうな…。

この「パリのおばあさんの物語」は
本国フランスでは、
絶版、復刊を繰り返しながら、今日に
続いてきたものらしい。

あんなに、自分が大事な国ですもんね。
自分らしく生きることの延長で
自分らしく老いるも、絶対的なテーマに
違いない。

どんな風に老いていくか…。

自分も考えていなくてはいけない。その
前に、母とちゃんと付き合わないと…。


そのきっかけに、
一家に一冊あってもいいのかもしれない。



70代の岸恵子さんがフランスと日本の
ためにがんばったお仕事。

『パリのおばあさんの物語』
著者:スージー・モルゲンステルヌ
イラスト:セルジュ・ブロック
翻訳者:岸 惠子
価格:¥ 1,680 (税込)
発行:千倉書房
ISBN-13:978-4805109137
【Amazon.co.jpはこちら】

さっき、ハンバーガー屋さんで。
melon.jpg
女子二人。だぶん大学生。
恋愛の相談中。
付き合ってる?男の子から
メールの返事がこないことを
悩んでる。

「ねえ、プリンスって、何座?」
(悩んでる子の彼は、プリンスって言われてるらしい…)
「てんびん。メロンがさそりだから、なんか泥沼のツートップらしい」
(悩んでる子はメロンっていうのか…)
「メロン、やばいよ。さそりは」
(悩んでる子に、それはきつい!!)
「さそり、ダメ?ダメ?2個前のカレシにも、
言われた。さそりは強すぎて、俺には無理だって」
「星座に頼っちゃダメだよ」
(うん、私もそう思う)
「メロン、A型だよね。とりあえず、Aの本、見てみぃ
(ええ?血液型ならいいの?)

「…あああ、また、メールチェックしちゃった。
…やっぱり来てない」
「だから、そういうのも書いてあった。とりあえず
見てみぃ

親切な友だちの言うAとは、
それは、つまり、あの本のことだ。

「A型自分の説明書

文芸社 1050円
Jamais Jamais

…見てみぃ!とは…。また、
きっぱりした言葉だ。
小心系Aの私には、十分な
アピール。

その本、そういえば見る予定だったけど、
まだ見てない。

「プリンスは何?」
「Bだよ。だめなの?B?ねぇ。ねぇ。」

…だんだん、聞いてられなくなってきた。

メールくれていた彼から、メールが来なく
なった時は、星座とか、血液型で、決めない
方がいいと思うけれど。
と、思わず介入したくなる。(笑)
っていうか、それは…もう…。


「だから、見た方がいいって」
相談にのっていた子が、いきなり席を立った。
同時に、周りにいたお客さんが
いっせいに、彼女を見た。

ぷふ。
話しを聞いていたのは、私だけじゃなかった。
みんな、血液型は、気になるのかなぁ。
お客さんを巻き込んでいるとも知らず、
その子は、
そそくさと店を出ていった。
メロンちゃんも、あわてて後を追った。


Aの本。駅の向こうの本屋さんには
きっと置いてあるに違いない。
今行ったら。さっきの彼女たちもいるかもしれない。
でも、わざわざ行くほど、私は今、自分を探している
わけじゃないし…。

クリスマスあたりに、誰かがくれるかもしれないし。
そういうギフトに使えそう。
ギフトって書いて、Aの本ってメモした。



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