松尾スズキのブログ本、ドブロクの唄が…

ドブロクの唄
松尾スズキ／著
 
 
映画『東京タワー』の脚本家、ＴＶ「世界ウルルン滞在記」
のナレーター、そして芥川賞（候補）作家としての天を呪うほど
多忙な日々。その隙間に忍び寄る愛猫との別れ、離婚、そして休業……。
愛や欲や鬱の入り混じったドロドロの毎日、そこに射しこむほんの少しの
希望をセキララに描く、永遠の中二病患者のための日記文学。
1,365円

  ………めきし子さんのように、毎日
ブログやる意味と格闘してる人の救いの書。
 

「自分の日記を公開するなんて？？意味わかんない…」
少し前、めきし子さんは、ブログに対して、
このように言っておりました。（笑）完全否定です。
 
では、そんなきっぱりと、ブログを否定出来た方が、
なぜ、ブログを始めちゃったのでしょう…。
それこそ、意味わかんねぇ！でございます。
 
正直に言います。
実はちょっと、ブログ…いいなあって、思ってました（笑）
 
だから、アメリカの友だちに、やった方がいい。やるべきだと
言われた時に、「ええ、やりたくねえなあ…」としぶしぶを
装いながら、内心はチャンス！！と飛びついたのでした。
 
ははっは。この時のめきし子さん、ブログなんてわけない！って
本気で思ってました。どうせ、ブログ、たかがブログ！！
てきとーに書きゃあいいのさと。
 
それが、それが…。こんな苦しむなんて。
みなさん、苦しくないですか？
  
ちょっと見てください。
これは、ブログ始めてわずか二日めのブログ。


早くも…。2007 9/2

さっきまで、このブログの名前は、Apple Seeds
って名前でした。

ここで名前を変更です。
どうせ、まだ誰も見ていないし。

あらためまして、こんにちは。
りんごのくずかごへ、ようこそ。

（笑）、まだなんかちがうような…。



  めきし子さんのしっぽって、タイトルになったのは、
この半年後です。
（笑）毎日、毎日、タイトルを書き換えていたような
気がします。
ブログなんて、わけない！って、あの勢いは…（笑）
どこにいったんだ？です。
とんでもなかったのです。ブログってものは。
書いたことに落ち込み。書かないと、もっと落ち込み（笑）
この時から、ずっと、あれ？あれ？のくだり坂。
人には、ブログやつれ？とまで言われ…。
こんなはずじゃんなかった…を連発して、
ブログとの決別まで考えていためきし子さんを
救ったのが、この松尾スズキさんの「ドブロクの唄」でした。

一人で、こっそり読んでもよかったのですが、他にも、ブログやる意味とか考えて
悩みすぎちゃてる人がいたら…って思って、書いてみました。

読むなら、今。
なんで？……意味……かあ？
うん。なんか、その方がいい気がするから。

代々木で働く、クマリタ社長。[5]

  初めての人は
代々木で働く、クマリタ社長[1]
から読んでね。　　　
 
-----前回の話から。 


エレベーターの前でめきし子さんを
待っていたのは、ひつじのかぶりものをした、
子供サイズのひつじだった。
って、ややこしやーー。ややこしやーーだ。

つまり、執事をひつじと勘違いしている
ひつじのかぶりものをしている
執事なのでした。わかりましたか？

   　　　　　　

ひつじがややこしいので、とんでもなく
時間がかかっている。

これからは、ひつじがおかしなことをしても、
ムシした方がいい。
ほんとは、もっと色々と観察したいけれど、
もう気にしない。気にしない…。

こういう時は、見ないのが一番。
だから、めきし子さんは、ひつじが視界に
入らないように、ひつじに背を向けるようにして、
エレベーターの前に立った。

背中の方で、またひつじがかしこまった
言い方で何か言った。でも、
かぶり物がじゃましてて、
意味不明。

「ふまれたちょうがおまたです」
…踏まれた腸がお股です？
ははは…
「クマリタ社長がお待ちです」
と言ってるんだ。今はムシ。

「チーン！！エレベータがまいりました。どうぞ。めきし子さま」

「えええ？今、チーン！って、自分で言いましたよね？」

エレベーターのかわりにわざわざチーンという、その心は？

「はい。言いましたけれどぉ。それが？」

ひつじのでかい黒目。
ピカピカで、くもってない。その全部で、
私を見て、それがなにか…と問いかけてくる。

いっけない！この目はかぶりものに付いて
いる目だから、うそんこの目だった。
この目を見つめても、なんの意味もないのだ。

でも、すでにたじたじのめきし子さん。
「ああ。いや。なんでわざわざチーンって言うのかなぁって？」

「言いませんか？」

なんで、そんなあっさり？きっぱり？
先生、知りたいなあ？
ええ…？エレベーター、先に乗っちゃうの？
まつなさーーーい！！
ほら、言いまちがえた。
ちょいまてーーーぇ。黒目ぇ！！
なんだよぉ！執事なのにぃ？？？？…。
かりに執事ではなく、ひつじだったとしても…、
お客さまを、先にお乗せするのが、礼儀だろって…。

チーンのわけを答える理由がないひつじは、あきれる((ﾟmﾟ;)めきし子さんを尻目にさっさとエレベーターに乗ると、バカ黒目でめきし子さんを見つめながら…………
「むえにはいりまーす」と言って、エレベーターのドアを閉めた。

ええええ。　なに、なに、なに…？
…予測つかないことが起きてます。

 できるだけ、早くに………つづくぅ。

代々木で働く、クマリタ社長。[4]

-----昨日からの続き。
初めての人は[1]から読んでね。
よかった。約束が守れて。


                     
  
「めきし子さん。はるばる…ようこそ」

ひつじがそう言いながら、深々とお辞儀をした。
とても礼儀正しい。めきし子さんも
これはこれは…と思わずひつじにお辞儀をする。

いやいや違う。つい礼儀正しさに
つられてしまった。
礼儀が正しくても、ひつじのかぶり物の
子供はおかしいのだ(￣∩￣#

それに、ようこそではなく、わざわざと
言ってほしい…。

…変な間があった。

その時たぶん、めきし子さんは、けっこう
おっかなーい顔をしていたのだと思う。
こういう時は、きまずくするのに限る。

「あの…私は……です」

またひつじがうやうやしく何か言っている。
かぶりものせいで、声がもこもこしていて
聞き取りにくい。

「えええっ？」
、、めきし子さん、自分の耳に手を
あてて、聞こえないことを伝えると、
「わ、た、しぃ、クマリタ社長のひつじです」
と、今度は鼓膜がやぶれそうな大きな声。
なんだか、ちょっとキレぎみ。

うやうやしさは、どうしたんだ？

あわてて、耳をふさぐしぐさをすると、
「わたし、クマリタ社長のひつじです」
こんどは普通の声だった。できるじゃん！！

「ああ。やっぱり、ひつじでしたか？」
「いえ、ひつじです」
「えっ、ひつじって言いましたよ」
「ひつじではなく、ひ、つ、じぃ！！」

こんども…。びみょーにキレている。
ひつじだけど気が短いのかなあ？

「私はクマリタさまのひつじをして
おります…」

えええーーーっ？
ひつじじゃないぃ…執事？？？

「それ、しつじですよね」
「ちがう〜ぅ。ひつじぃ〜〜！！」
だから、なんで、そこでキレるの？
まるで、こども！！って。
ぜったい、子供。

もしかして、めきし子さん、
４月１日から、目がさめてないのかな？
明日にはつづかないけど
またすぐに………のつづく。

(C) めきし子

代々木で働く、クマリタ社長。[3]

　　　　　　
「もしもし、めきし子ちゃん？
フフフ。クマリタだけど…
めきし子ちゃん。何してるの？待ってるのに」

「待ってるって、社長、約束してました？」

「いいから。いいから。待ってるからね。
23分後にね」 -----前回の話から。



 …強引なクマリタ社長からの
電話で、めきし子さんは
またクマリタ社長の会社に来てしまった……


11時56分。クマリタ社長のオフィスがあるビルに到着。
たしか、オフィスは１階のはず…、なのに、
表示が今日は6階に変わっていた。
本当にうさんくさいなあ。

エレベーターをさがして、うろうろしていると、
「めきし子さん！！」と呼ぶ声が聞こえた。
声のする方を見たら、エレベーターがあって、
そこに 声の主がいた。

まて、まて、まて
なに？なに？なに？
……ひつじ？

ひつじ…というか…
正しくはひつじのかぶりものをした
子供サイズの何か…。

いや子供サイズなんて言う必要がない。
それはどう見ても、ひつじのかぶりものをした
子供でしかない。
そして、きっと、クマリタさんの関係者。

しかし、そのひつじなものは、
黒っぽい背広を着ていて、手には
ひずめの絵が描いてある手袋をはめていた。

ちゃあんとした、ひつじ？



なんで、ちゃーーんとした…ひつじ？

 
めきし子さんの気持ちの中の後悔占有率。
くるんじゃなかった……95パーセント。
来てもよかった……0パーセント。
からだが固まってしまって、わからない……5パーセント

いったい、クマリタさんは、めきし子さんと
何がしたいんでしょ。


できるだけ、明日に
つづく………　

(C) めきし子

拝啓ローズヒップさま（みんなのしっぽ）四月

ローズヒップさま、お元気ですか？
最近は、スーパーでこのお茶を見るたびに
思い出す。思い出す。（笑）

TAK！！
今日は、どんなお弁当を、
何人分作ったの？サンドイッチ具ランキングが
知りたいです。
あとわずかですね。飛ぶ鳥跡を濁さすです。
今日、赤塚先生のお言葉集を、ターリ—ズで
お茶しながら読んでました。ページをめくる度に
おかしくて、思わず声に出して笑ってしまいました。
そうとうはずかしかったです。
でもって、タモリさんにあてたFAXの
ところでは、大タモリ！と絶賛する赤塚先生に
感動して涙ぐんでしまいました。
さらに、はずかしかったです。
当分、ターリーズには、行かれません。
あの本を外で読むのは、間違いです。
今日、笑った中でこの言葉に、
じ〜〜んしちゃいました。自分が
好きになるタイプって、意外と
こういう人だからです（笑）

”悪友とは自分の秩序ある日常生活を
ぶちこわしにやってくる友のこと＊赤塚不二夫”

吉々さま。
もちろん、私は良き友でありたいと
心がけています。そちらが悪友で
ないかぎり（笑）

三宿ちゃん。このたびは、
感謝いたします。正直、楽しみです。
近いうち、ごはんさそいます。

Fくん。
すべてのFで始まる言葉の中で
Fというと、まずキミを思い出します。

IW谷さま
自分、今まで、北海道こそ、日本を
代表する北国であると思ってました。
IW谷くんの青森なんか、ぜんぜん…。
なんて思ってました。まあ、そんなに興味も
なかったのです。でも、IW谷くんと友だちに
なって、青森にはなんかあるぞ。と、
思うようになりました。これからも
本気で思ったことを言ってください。

ぱんこぶらくださま。
ほんとに、そんならくだはいるのか？
って友だちに言われたので、
いるよ！って言ってしまいました。
もう少し、存在をかくしておくつもりでしたのに…。
まずいです。

耳なしさま。
ある人に、男の人は結局、面食いだからさぁ…と
言ったら、だからキミなんじゃないのと
言われました。そうですかねぇ。
ちゃんと聞いておくべきでした…。

クマリタ社長の秘書殿。
このたびは、おめでとうございます。
え、何がって？
いいから、いいから。

マダム・グリーン
6月10日が、私のみどりの日です。
その日には、じゃっかん、緑に
敬意を表して一日すごします。
ほんとに。

まりりん。
あは。いひ。うふ。えへ。おほ。
だねっ。
その時が、あの時のに、変わる日。
めきし子さんとまた、ごはん
食べましょう。

十日市ー八日市＋三日市さま。
会社の中で、いいまつがいを集めておいて
ください。そのうちに回収にうかがいます。

社長ちゃん。
私の周りで社長というと、あなたのことです。
社長になると宣言したとき、
やられました。以来、ずっと、
遠くから、憧れてます。

Yさわさま。
10回興行まであと8回。
10回めは、天狗の鼻がチラシからはみでる
のは、どうでしょう。

朝に生まれたからって、その名前？さま。
あなたのこと大好きだけど、どうしたら一番うれしいのか
相変わらずわからないバカチンです。
私は、あなたのからだの一部だったのですよね。
このことは、私よりたぶん、あなたの方が
受け入れがたい事実ですよね（笑）
ほんとにすみませんねぇ。
とりあえず、大好きな夏みかんとか、デコポンとか送ります。

パパTAKさま。
パパTAKさんの家、三代、TAKって、知ってました。
偶然ですよ。ほんとに。


私の遺伝子の大元、豪さま
私が生まれて来たときに、
地上にいないなんて…。
約束が違う！！って、思います。
もし、一回でも会えたら、絶対に何かが
変わっていた。というか、あなたが長生き
していれば、なにもかもすべて、
ストーリーが変わっていたのです。
あなたがいれば、父も、母も、もっと自由であったと
私はいつも思っていました。
ほんとうに、会いたかった。

アリゾナのお姫さま。狩人さま。
二人は予告なく現れて、当たり前のように
去っていく。そして、またやってくる。
狩人と姫の付き合いから、
遠いとか、近いとか、こんどいつとか、
そんなことなんて、友だちには
関係ないということを
最近感じます。


私は、ずっと、ここにいます。
しっぽさんたち。また、来てね。
シーユーレーター、アリゲーター！
あ、ごめんなさい。誰も、悪友なんて思ってません。