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[めきし子 ] さんのブログ しっぽ…。犬を観察してみてほしい。本人の一部なのに、本人(本犬)が望んでいないことをしているように見える。このブログも、ちょっとそんな期待がある。しっぽの先で、本人が望んでないことまで書いてしまう…かも。(c) MexiCo[めきし子]
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1d30089f.jpg
雨でしたが、なんかこんなイメージの
写真家の写真展に東京写真美術館まで
行ってきました。

名は体を表す。ずーっと、この写真家に
こういうイメージを持ってました。

写真の常識に逆らった「アレ・ブレ・ボケ」の写真で
写真家は有名になりました。
写真時代に載ったコントラストの強い「光と影」の写真も
そうでしたが、その写真家は、常に確信を持って写真を
撮っているように思っていました。
迷いなどみじんもない、大道の名前そのものの写真家だと。

しかし、「アレ・ブレ・ボケ」の70年前後と80年代の「光と影」の
間に、写真が思うように撮れなくなり、長期にわたって
さまよっていた時代があったことを、昨日、初めて知りました。

名前の通り、ひたすら大きな道を、確信を持って撮り続けながら
突き進むイメージの写真家だと思っていたのですが、
ものすごく歩きににくい道とは思えない、
けわしい所を歩いていたのです。

80年代の光と影は、写真を撮る意味を探して、さまよい続けたあげく、
ようやく見えた形だったのでした。

何かへの旅。something journeys。
何かとは、要するに自分自身のことであろうし、
旅ををするということは、とりもなおさず自己を
見続けようとする意識のプロセス。(森山大道展から)

別フロアーで、昨年撮った「ハワイ」を見ることができました。
私はこの写真が一番好きです。

何かを伝えようとすることが、写真の一つの使命であるけれど、
ハワイは、ただ撮りたいから撮るという、写真家の
ストレートな情熱のもとに撮られたように思いました。
撮っても、撮っても、終わらない。撮ったら、また
撮りたい。ただそれだけ。無心でただ追いかけている、

思う道を行く人。改めて、写真に名前が重なりました。

なんて生意気なことを。すみません。
そして、写真展も、昨日で終わってしまいました。
そう、何を今さらです。ごめんちゃい。

月曜社 6300円


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